ワックスを削るためのスクレーパーを自作してみたよ、というお話。
私が使っているのはノーブランドのでっかいスクレーパー。
幅230mm、厚さ5 mm。
よく売ってるサイズは幅150mm、厚さ3mm程度なのでかなり大きめです。
ワックス後、全体を大雑把にスクレーピングするのにはいいのですが仕上げには使えない。(厚すぎるためにスクレーパーがしならなくて削りムラがでる)
もっと薄いスクレーパーが欲しいなと思っていたところ、使っていないアクリル板を発見しました。市販のスクレーパーもアクリル製っぽい。
というわけで今回は、アクリル板を使ってスクレーパーを自作することにしました。
目次
材料
見つけたアクリル板。幅は45mm程度。厚さは3mm。保管期間が長すぎて保護シートが剥がれない。だが気にしない。
サイズ
さて、このアクリル板を切りたいところだけど、どのくらいの大きさにすれば良いのかわかりません。
そこでネット通販サイトでメジャーブランドのスクレーパーのサイズを調査。
各メーカーは以下のサイズのものを作っているようです。
SWIX 128×47×3
ドミネーター 145×60×3
ガリウム 145×60×3
幅×縦×厚さ[mm]
とりあえず、大きめの145mmで作ってみて、様子をみながら小さくすればいいか。
しかし、ここで問題が。
手持ちのハイバックパックには120以下でないと入りません。
計画を変更し、120×45×3のサイズにすることに。
製作するよ
油性ペンでマーキングし、プラスチック用カッターで切ります。
切断面を紙やすりで削って仕上げ。今回は100番あたりで荒削りし、400番で仕上げました。
平らな場所に紙やすりを置き、その上でアクリル板を前後させ、切断面を整える。
粉末がたくさんでます。
この作業はスクレーパーのエッジを立てるための作業と同じ。
ところでアクリルは昔、擦ると匂いがするため“匂いガラス”と呼ばれていたそうです。このアクリル板は擦っても削っても特に匂いはしません。
製造技術の向上に伴い、匂いの元となる物質が除去されていったようです。この匂いは酸っぱかったり、甘かったりしたそうです。
関係があるかわかりませんが、アクリル用接着剤であるアクリダイン(二塩化メチレン)も少し甘い匂いでしたね。なお、二塩化メチレンは有害です。
指先でエッジを触って仕上がりを確認する。
仕上がりの確認
無事にエッジが立った。ソールをスクレーピング。
削っている手応えがあり、ゲレンデのカスが沢山取れます。ひとまず成功。
使ってみてサイズが少し気になった。縦は45 mmだと小さく感じる。
幅は120 mmで大丈夫そう。
ハイバックパックには60 mmは余裕で入りそうなので、60 mmで作ればよかった。ちょっと失敗。
ひとまず、アクリル板でスクレーパーは作れることがわかったので良しとしますか。
まとめ
・スクレーパーは自分でも作れる!
・絶妙なサイズが欲しい人は自作してみては?
・幅150×縦60×厚さ3 mmくらいが使いやすいサイズ
200×300×3のアクリル板で150×60×3 mmのスクレーパーが6枚作れます。
プラスチックカッターなら3mm以上のプラスチックも容易にカット可能。
机や床を傷つけないためのカッターマットは320×450くらいの大きめサイズが使いやすい。
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L字の定規(スコヤ)があれば測る作業がラク。
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