オガサカ試乗会にてscooter(スクーター )のHAYATEに乗ったので感想を書きます。
試乗したかったRebbon(リボン)が出払っていたため、スタッフさんオススメのHAYATEに乗ることに。
メタル入りで、scooterの中では最も高速向けの板。クロス用だそうです。
スタッフさん曰く、「重いですよ(笑)」
目次
概要
・クロス用の高速カービングボード
・ラウンドなのにハンマー顔負けの高いエッジグリップ
・くっそ重かった
クロス用の板とは?
クロスではキレとズラしやすさという相反する性能が求められるようです。
そのバランスがいいということでしょうか。
クロス用といわれる板の試乗は先シーズンのSYMARC Mg以来です。
長さのラインナップ
155 cmと159 cmのラインナップがあるようですが、今回は159を選択。
手に持ってみると本当に重かった。
ずっしり。肩外れそう。
足に付けると股関節外れそう。
試乗してみた
斜度15~20度の中急斜面で試乗。
高速領域でのロング、板のバタつきがなく、板を立てるほどに雪面に貼り付いていくような感覚があり安心して立てていける。
抜けも良いです。
超高速の板。尻すりできた。
感覚としては、一年前に乗ったYONEXのSYMARC Mg156。
ラウンドだけどハンマーみたいなグリップだった。
このクラスの板は高速安定性が異次元です。
ハンマー形状のSYMARC Mg156とHAYATE 159を比較すると、HAYATE159のほうが全長は3cm長いものの、有効エッジは4cm短いです。ラウンド形状だから当然ですよね。
しかしながら、このスペック差は感じませんでした。
ターン後半の抜けの良さはSYMARC Mgの方が上だったように感じます。
ショートをしてみると、重さがあるため若干のもっさり感があり、回ってくる感覚は薄い。
ついつい筋力で回しこみたくなりました。
滑り終えて
乗りこなせる感じはないけど、久しぶりに高速領域を体験出来て気持ちが良かった。
普通にカービング用として使うのもアリだと思います。重さは正義とでもいわんばかりの板でした。これは多分、ハンマーを狩れるラウンドボードです。
クロスコースはキッカーも設置されてるあるので着地の安定性が重要です。着地でノーズが刺さると靭帯持っていかれるので。
この板はラウンド形状なので着地の安定性は高そうです。
別の板でバンクドスラロームには入った時のことを思い出すと、速度と向きを調整するためにバンク部分で適度にズラすことが重要だと感じたので、HAYATEはこの辺りの処理がやり易くなるようにズラし性能とカービング性能のバランスが取れるように作られているのかも。
個人的にはかなりのカービングボードだと思いますが。
ちなみにこの板は振動吸収作用のあるポリエチレンがトップシートに使われています。
高速でバタつかなかった理由の1つがこれだと思います。
トップシートに雪が付いて気になるならばホットワックスしても良いようですが、表面はツルツルなので雪はあまり付きません。
もしもワックスするのならば、ネジ穴にワックスカス等が入らないようにマスキングテープなどで塞ぐと良さそう。
重さについて補足します。
滑走中は重さが邪魔になることはありませんが、リフトに乗っているときに板を足からぶら下げていると少々しんどくなってくるかも。
一日にリフトを15本以上乗る人とか。
軽くて疲れにくい板をセカンドボードとして所有している人なら、このあたりの問題はないかと思います。
乗り手について
身長167cm 62kg
JSBA1級取って2シーズン経過。カービングメイン。
春シーズンになると時々コブに入る人。
その他のマテリアル
ブーツ→ION Asianfit 2シーズン目(BURTONで2番目に硬いブーツ)
バインディング→UNION Control(固めのバイン)
セッティング
スタンス→53 cm
アングル→前:30°、後:12°
HAYATEの試乗レビューは以上です!
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