アンダーアーマー コールドギアを2シーズン使ったので着心地やレイヤリング、防寒性などについてまとめました。
大変機能的なインナーでしたので参考にしてください。
目次
- 買ったモデルについて
- 素材感
- 着やすさ・脱ぎやすさ
- コールドギアを着て滑ってみた感想
- ファッション性について
- 仮眠するときの窮屈感
- 温かさ
- ブーツとの相性
- 取り扱い方法・耐久性
- 価格
- 買う時に参考にしたもの
- 温度調整のコツ
- まとめ
買ったモデルについて
アーマーストレッチという、動きやすさを重視したモデルです。
これ以外にも、
・サーモ(保温性を重視したモデル)
と、
・エボ(アーマーストレッチとサーモを合わせた高級モデル)
があるようです。
アンダーアーマーは
・サッカー
・ベースボール
など、いくつかの競技向けに開発されているようですが、スノーボード向けはありません。
しかたがないので適当にスノーボードに使えそうなものを選びました。
このモデルはベースボール用だったと思います。
ラインナップを体への密着度が高い順番に並べると、
(ピタピタ)
↑
コンプレッション
フィッティド
レギュラー/セミフィッティド
ルーズ
↓
(ゆるゆる)
となります。
アンダーアーマーといえばピタピタでしょ、ということでコンプレッションを買いました。
首元デザインは
・クルーネック
・ハイネック
がありました。暖かそうなのでハイネックをチョイス。
また、タイツは足首に
・ファスナー有り
・ファスナー無し
があり、今回はファスナー無しを選びました。
ファスナーは、ブーツを履いた時に足首を圧迫しそうだったので不要と判断しました。
ちなみに、ヒートテックは全体的には少し余裕があり、手首や足首で絞っていて冷気をシャットアウトしてる感じ。ピタピタ感はコールドギアの圧勝。圧倒的ピタピタ感。
素材感
生地に厚みがあるのに伸縮性が高い。
ドラゴンボールでいうとサイヤ人の戦闘服みたいなイメージ。
生地を厚み方向にも織っているようで、これが伸縮性に貢献しているものと推測します。
着やすさ・脱ぎやすさ
ぴったり密着するタイプなので着やすさ・脱ぎやすさが気になります。
着るときは伸ばしながら袖を通す感じで特に難しくありません。頭を通すときに少し頑張る感じ。
ヒートテックよりは密着度が高いので少し着にくいかなと感じます。
普段着でいうと細身のシャツくらいの感覚で着られます。シャツは生地が伸びないので少し着にくく感じますが、これに近いです。
私の場合、ゲレンデに向かう前に家でゴールドギアを着てから車で向かうのですが、広い場所での着替えと運転には全く支障はありません。
また、脱ぐときは、車内での脱衣では少し窮屈さを感じます。着るときよりはラクですので問題ないレベル。
コールドギアを着て滑ってみた感想
滑走中に窮屈さを感じることはなく、コールドギアを着ていることを意識することはありません。
コンプレッションタイプはこの辺りが心配でしたが問題ありませんでした。
コンプレッションで正解。
ファッション性について
保温性が高いので、ウェアの下にはコールドギアだけでも-5℃くらいなら十分ですが、昼食時など、室内での格好が少し問題です。
室内だとウェアを脱ぐことになりますが、コールドギアだけだと体のラインも出ますし、アンダーウェア感があるので心理的に抵抗を感じる人もいると思います。
いっそのこと-10℃くらいまで冷え込んでくれれば中にパーカーを着られるので、室内に移動したときはパーカースタイルにできますが、関東だとハイシーズン以外はここまで寒くなりません。
こんなときはコールドギアの上にTシャツを着ましょう。
気兼ねなくレストランに入れます。
仮眠するときの窮屈感
また、家に帰って疲れてそのまま寝てしまうことがありますが、密着感が気になってしまい、深い睡眠の妨げになるかと思います。
上質な睡眠のためには脱いだほうがよいでしょう。
30分くらいの仮眠ならそれほど気にならないかと。
ちなみに、ヒートテックだと裏地がチクチクすることがありますが、ゴールドギアは裏地が優しいので肌ストレスは感じませんでした。
少し脱線しますが、「転んだ時に背中がめくれて雪が入る」という意見を聞いたことがありますが、私はそういった経験はありません。
ルーズサイズを選んだり、パウダーガードの無いパンツを使うと雪が入るかもしれません。
温かさ
やはり雪山ですので暖かいという感覚ではありませんが、「寒い…」とか「ひもじい…」と感じることがとにかく減ります。
ヒートテックの場合、その場にじっとしてる分には防寒性を発揮してくれるようですが動くとヒヤッとします。普通にスノーボードに向いてない気がする。
ゴールドギアはこのヒヤッと感がありません。
レイヤリングの参考データ
参考として、ある日の気温・風速とそのときのレイヤリングです。
その日身に付けていた基本装備(ビーニー、ウェア、グローブ)以外の装備も記録しておきます。
ちなみに、ウェアとグローブは合計2万円程度の安いやつです。
・気温-15℃前後で風速7m程度(ハイシーズンの寒い日)
バラクラバ
ネックウォーマー
パーカー
ケツパッド
寒さを感じるが一日滑走可能。
リフト乗車中はフードを被って防寒。
ヒートテックだと-10℃で限界を感じていたので、コールドギアの防寒性の高さを実感。
限りある体力を滑りに使える。
・気温-8℃前後で風速3m程度(ハイシーズンの暖かい日)
バラクラバ
ネックウォーマー
ケツパッド
非常に快適。少し暑くなってきたらウェアのベンチレーションを開放して体温調整する場面もありました。
・気温+5℃前後、風速2m程度(春シーズン)
バラクラバ
上はウェアなしのパーカースタイル。ネックウォーマーとケツパッドもなし。
寒いかと心配していたけど快適。フード付きのリフトに乗ると暑い。
少し汗をかいても風を受けると乾くので快適。春スノーボード気持ちいい。
このくらいの気温になると、コールドギアではなく普通のTシャツとパーカーくらいがちょうどいいかも。
・気温+10℃前後、風速2m程度(春シーズンのかなり暖かい日)
バラクラバ
ウェアなしのパーカースタイル。
インナーはロンT。 タイツも暑いのでヒートテックのハーフタイツを履く。
もはやコールドギア着てない。
それでもちょっと暑い。
という感じで、春シーズン以外は大活躍しました。
ブーツとの相性
ヒートテックだと足首の裾の縫い目がちょうど骨に当たるため、ブーツを履いた時に圧迫されて痛くなります。
また、さほどぴったりと密着せず、布がヨレて厚くなったところが骨(スネのあたり)に当たってこれまた足が痛くなります。
ゴールドギアの場合も縫い目部分が骨に当たると少し痛い点は同様ですが、縫い目を少しずらせば問題ありません。
この点でも、コンプレッションを買ってよかったと思います。
30日ほど使って足首部分が少し伸びてきた気がしますが、ソックスを履く前に少し裾を引っ張り上げるとヨレが無くなってちょうど良くなります。
取り扱い方法・耐久性
普通に洗濯機に洗濯用洗剤を入れて洗ってます。
洗濯によって縮んだ感覚はありません。むしろ少し伸びた感ある。
2シーズン(60日)使って問題なし。
耐寒性への影響も感じません。
多少毛玉ができた程度。
価格
上下で1万円を少し超えました。
少し高いですが、耐久性を考えるといい買い物だったと思っています。
買う時に参考にしたもの
商品についているタグの身長・胸囲・ウェストの数字
→自分のサイズが身長167cm、胸囲90、ウェスト75くらいだったので、これに合う数字のサイズがMDサイズだった。
フィット感
→ブーツとの相性を考えてコンプレッションを選択。
足首のファスナーの有無
→ブーツとの相性を考えてファスナーがないものを選択。
色とデザイン
何となく上下で合わせたけど、どうでもいい気がする。
温度調整のコツ
薄着だった場合は寒いだけですが、厚着をしすぎて汗で背中が濡れてしまうと厄介です。
いくら汗を吸収・発散する素材とはいえ限界がありますので。
暑いと汗が一気に出て、背中がずっと濡れている状態になります。
大変不快な上に体温を急激に奪います。
そこで気をつけたいのが早めの温度調節です。
その場でやれることといえば
・ベンチレーションを開放する
・ウェアの前を開ける
・インナーグローブを外す
といったところです。
これよりも重要なのが、過不足のないレイヤリングです。
レイヤリングで私が気をつけている点としては、ゲレンデに行く前に車外で準備しているときに「少し肌寒いな」「涼しいかな」と感じる程度のレイヤリングにすることです。
このくらいの感覚で出撃すると、ほんの少し汗をかく程度までしか体温が上がらないので、ベンチレーションのみで温度調整が可能です。
逆に寒かったら
・ジャケットのパウダーガードを留める
・フードを被る
・ネックウォーマーを口元まで上げる(ゴーグルの曇りに注意)
ということで調整しています。
アンダーウェアの性能が高くても温度管理はやはり大切です。
少しの工夫で限りある体力を有効に使いたいですね!
まとめ
・コンプレッションでも違和感の無い着心地です
・タイツを買うときはファスナーのないタイプを選んでね
・高性能なファーストレイヤーでも温度調節は大切だよ!
参考になれば幸いです。それでは、よいスノーボードライフを!